ちばさん。

久しぶりの更新です。

日曜日のことですが、工学院大学の総合教育棟の見学に行きました。

千葉学建築計画事務所の設計で、コンペでとったやつですね。コンペ時のプレゼンボードを見ていたので、おおよその形は把握していたので、千葉さんのお話を聞きながら理解を深めた感じですね。

今回は編集長にくっついていったのですが、有名な建築家の方がいっぱいみえてまして、その方たちと普通に喋る姿はかっこよかったなぁと思います。


iPhoneで撮影したので無加工ですけど、いくつか写真を。



ファサードはこんな感じの有孔折板が付いてました。階ごと?にパターンがあるみたいで、デザイナーさんが入っているそう。




L字型のボリュームの直角部分を向かい合わせることで視線と動線の抜けをつくり、外に対して4つの空地を設けることにもなっています。
外から建物を見たときには視線の抜けとかは感じませんでした。パサージュの空間にいても「つながり」であるとか「賑わい」といったポジティブな要素よりも、むしろ閉塞的な印象を持ちました。両側に高い壁があって、建物の中心を見る視線の先は突き当たりだったので。日が落ちて各室から光が溢れてくると、閉塞さが賑わいに一転するのかもしれませんが。
きれいな風景だとは思います。




これは教室から外を見た風景です。窓の外に他の教室が見えている風景は面白いと思います。各棟のレベルが異なっているので、はっきりと意識するものではなく、ぼんやり賑わっている感覚なのでしょうか。外からの風景よりも、「中から外を通して中を見る」のは面白かったです。


建築学部の1、2年生は、まず八王子で勉強するということを念頭においていて、身近な教材として使われることを考えて計画がされているとのことでした。そのためにわかりやすい建物であるように心がけたとおっしゃっていました。たとえば、構造ではわざと素材を見せるようにしていたり、窓の取り方なんかもわかりやすくされていました。階段の構造なんかもわかりやすいように壁にくっつけずにいたりして。



先週みてきた今井兼次の展覧会の方が面白かった。