ミステリだお。
ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ (講談社ノベルス)
- 作者: 霧舎巧,辰巳四郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/07/06
- メディア: 新書
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ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ (講談社文庫)
- 作者: 霧舎巧,はやみねかおる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/06/13
- メディア: 文庫
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ドッペルゲンガー宮という題名に惹かれて手にしたんですけど、第12回のメフィスト賞を受賞しているみたいですね。著者のについては賛否両論あるみたいですけど、面白かったです。シリーズ物みたいなので続きもてみたいな。
後動さんよりは鳴海さんに惹かれた。安楽椅子探偵よりも行動派の探偵の方が人間的な魅力を感じますね。
講談社ノベルスの方を買ったんですけど、このカバーの時点で胡散臭い感じが漂っていますよ。カバー裏表紙の解説に「ゴシック様式の尖塔が天空を貫き…」とあるのに、カバーの建物はゴシック様式じゃないと思うし(笑)
4年後に発売された文庫版ではゴシックの建物のイラストに変わってるので、たぶん読者から指摘があったんじゃないのかな。
ていうかゴシック様式の建物なのに、フロアで分節されて、吹き抜け空間がない時点でねぇ。なんのために上昇指向の強いゴシックが舞台に使われているんだっていう話ですよ。ドッペルゲンガーっていう題名もね。人に関わるところだけじゃなくて、そっちにもかかっているのかと感心、というかうまいこと言った感はありますよね。
ペンネームに島田荘司が絡んでいるし、はじまりの言葉にも島田荘司の著作から引用していて。気になったので島田荘司の小説も買ってしまいました。
- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1987/07/08
- メディア: 文庫
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- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/07/03
- メディア: 文庫
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いまは占星術殺人事件の方を読んでます。金田一のあの出来事のやつなんですよね。トリックはわかってはいるんだけど、面白さのレベルは全然違いますね。