原風景を持たざるもの。

ニュータウンで少年期を過ごした建築家の話とか聞いたりすると、建築における原風景があの場所だっていうのは特殊だと思う。詩的な原風景と呼べるものを持っていないとも言えるし、だからこそ神秘的なものを求めたり建築に詩的なものを求めたりするのかな。

大学の流れだったり、世代論だったり、師事した建築家の系譜だったり、建築家を語る拠り所となるポイントはいくつもあるけど、原風景のあるなしからも語れるのかな。現在はコミュニティだったり地域から建築論を語ることができるから、そういう見方もできるだろうと思う。

アウトレットを研究対象にしている人ももちろんいるんだろうけど、計画の分野が一番進んでるのかな。

アウトレットに相応しい建築のかたちってものがあるとすれば見てみたい。コストのことを考えていくとああいうかたちにならざるをえないのか。