コルビュジエのDVD。
TSUTAYAでゴッドタンのDVDを借りたんですけど、あわせてコルビュジエのDVDも借りてみました。
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2006/09/22
- メディア: DVD
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DVD-BOXをまるまる借りれるわけではなく、一枚ごとに貸し出しがあります。
が、前に見たときはちゃんと3枚あったはずが、なぜか3枚目の1945-1965しか置いていませんでした。店員に聞いてみると他の2枚は「紛失扱い」になっていて、貸し出すことができないとのこと。
「紛失」って、盗難ですよね。お店の中で紛失することなんてありえないんだから、誰かが紛失するようなことをしたわけですから。
まあ、それでも3枚目だけで面白かったです。
ユニテ・ダビタシオン、チャンディーガル、ロンシャンと。建物を見るだけでも面白かったし、インタビュアーとの距離感が普通なのも面白かった。
個人的なことですけど、コルビュジエの喋る姿を見るのが初めてだったので、頭の中でイメージしていたコルビュジエ像とはかなり違っていました。
というのも、コルビュジエへの印象って作品だけで伝わってしまうし、書籍のイメージも強いので、喋ったりインタビューしているものもあまり見たことがないので、その人となりは全く知りませんでした。建物だけで思想を伝えるというか、コルビュジエの建築を思想や建築運動と連動して勉強させられてきた弊害という気もします。
前川さんや吉阪さんだったり、日本の建築家を知るうえでもコルビュジエの影響を考えなければけないということもあって、その建築自体の価値が揺るがないものと考えられています。
コルビュジエの話している姿を見ていると、そこまで大巨匠という雰囲気はないですよね。至って普通の建築家っていうか、むしろ芸術家の雰囲気があるし、日本人建築家はその雰囲気にあてられていたような気もする。こぞって(3人だけですけど)コルビュジエの事務所に行っていたことを考えても、コルビュジエ崇拝のようなものが当時からあったんですよね、多分。そもそも他の有名ドコロの建築家に師事したって話をあまり知らないので、適当なつくり話ですが。
ユニテへの批判に対する説明や、その他の建物について説明をしている口ぶりからは、いたって普通の建築家然としていてよかった。鈴木了二と西沢立衛の対談でも語られていたように思いますが、日本人こそがコルビュジエを大巨匠に仕立てあげてしまったのではと思ってしまいます。