「時計仕掛け」のレビュー。

時計仕掛けのオレンジを見た。


正直ワケわかんなかった。
それまで抱いていた映画のイメージとは全く違っていて、戸惑うしかなかった。


古臭いものを例えに挙げますけど、サイコメトラーEIJIの話で爆弾犯が出てくる話があったと思うんだけど、その中で犯人(グループ)の通称が「時計仕掛けのリンゴ」だったのを強烈に覚えている(注釈:キューブリックのパロディをした手塚治虫の漫画のパロディのようで、二重にパロってるみたい)。


あんまり覚えてないけど、「時計仕掛けのリンゴ」は遊園地の観覧車とかに爆弾を設置して無差別大量殺人をしており、そいつらの異様な容姿や行動が、強烈に頭に残っています。



映画を観た感想に移りますが、最初見たときは「なんなんだ、コレは。。。」と。狂気しか見えて来なかった。宇宙を目指して、何でも出来るんだっていう可能性を本気で夢見てる感じ。

作家の家は思いっきりモダニズム建築(フラーみたいな)でカッコよくはあった。オーガニックチェアが置いてあったり。


観終わってから、wikiを見てみるとストーリーが記載されていて、読んでから理解できたコトも出来た。

サイコメトラーEIJIのイメージが頭にあるから、逮捕前にハメられた連中に対して残虐にひたすら復讐していくストーリーだと思っていたから、不思議な気分。牧師を騙している所、塀の外に出たい治療を終わらせたいという所とか、反逆性しかなんじゃないかなぁと思っていたんだけど。


まるで中身が機械でできている人間、『時計じかけの"オレンジ"』のようである。

wikiはネタバレが激しすぎるけど、タイトルの意味がわかったのはよかった。

あとナッドサット言葉ってのは面白い、あくまでスラングみたいだけど。きちんと字幕を読んでるはずなのに、意味が伝わってこないのは不思議な感覚だった。



仁さんのセリフで、詳細は忘れたけど。

日常の中の非日常ではなく、非日常の中の日常。一見異様な世界観だけど、出てくる人たちにとっては日常って気がする。



「ちょっとずれてる周波数」ってトコでしょうか。

のすのす。



まとまりませんが終わり。