小畠鼎子とヴェンチューリ。

武蔵野市立吉祥寺美術館の「小畠鼎子展 青龍社とともに歩んだ女性画家」へ行きました。最終日なので混んでるかと思ったけど、いつもよりは空いてました。

正直、今回の展覧会はあまり心惹かれるものではなかったんですけど、行ってみたら思っていたよりはよかった感じです。大きいサイズの絵ばかりで迫力があったのは勿論だけど、被写体の動物が印象的に描かれていて妙にリアル。

何より一番イイなぁと思ったのは色使い。パンフレットやポスターにも使われた孔雀の絵「青艶」にもあるけど、緑が綺麗。孔雀と緑・花っていうのが不思議な雰囲気を醸し出し、孔雀の眼もリアルでした。井の頭公園のカモの絵で、水の色が「青よりの緑」とかではなく完全に緑にしているところには感心しました。大胆に色を操ってる感じがします。

「青艶」のポストカードを撮影。



おまけで。
武蔵野市立吉祥寺美術館には建築家の設計した椅子が何脚か置いてあります。リートフェルトのred&blueもありますが、今回はヴェンチューリの椅子を撮ってきました。

クイーン・アン


不明


ヴェンチューリの椅子なんて初めてしりました。クイーン・アンを見たときに、花柄であるとかピンクのイメージからマッキントッシュを妄想してしまいました。合板で重たそうなイメージなので、マッキントッシュにしてはモサいデザインだなぁと思いつつ、解説を見るとヴェンチューリ。。。


うーん、表層的なラベル仕立てな感じは、ラスベガスしか思い起こさないんだけどワザとやってんだろうな、とは思ったけど。