「外国人から見た日本」建築版。

勉強会の概要を決めた。
ひとつのテーマをもとに各人が本を読み、そこで出てきた意見や記述などをネタに討論し合う事に。最初は一回流し読みした程度の知識で討論し、2度目にはそれを反映してある程度まとまった考えとして、成果物が作れればって感じに。

出来れば1週間程度で回していきたいと思うけど、予定がきついかも。就活やってゼミやってバイト、加えて入院・手術とあるから意外に難しい気がする。まぁなんとかする。



で、テーマは「外国人からみた日本」というものにしてみた。初回なので俺が勝手に決めたけど、西洋建築史がウチの研究室の専門分野だから皆納得するだろうと。

メールでは「建築家が見る日本」とか「映画の中の日本」とか。「オリエンタリズムとしての日本」などいくつかの観点を挙げてみて、各人が本を選ぶ手助けになればと思ってるんだけど、如何せん漠然としすぎていて決め辛くもある。俺自身まだ決めてないので。



建築家の本の候補としては。。。タウト、ライト、レーモンド、スカルパあたりか。コンドルもありかな。イサム・ノグチも面白い。

オリエンタリズムジャポニズムといった視点ではロラン・バルトを思い付く。民俗学文化人類学といった視点もあるけど、そこまで行くと建築から離れて行ってしまうかなぁ。。。

ジャポニズムっていうと昔の日本のイメージ。閉鎖された国で独自に育まれたからこそ世界の中で面白おかしく取り上げられたのだというイメージ。ガラパゴス化ってやつ。現在のイメージであればオタク文化や車とか家電のイメージも強いだろうけど、それも特異な文化である事は間違いないから、日本の特徴だとはいえる。これも建築とは離れて行ってしまうかな


世界の中で日本という場所を見たり意見を述べる時に、通底している物が何なのか。それがわかればいいな。


本を読むのが一番の主題だけど、それを現在の状況と比較するのも大切だと思うので、「外国人が思う日本の変な所」みたいなバラエティな所を一緒に考えてみると面白いかも。「車が左側通行ってwwww」とタウトの「ニッポン」で書かれている事を並列に扱ってみたりね。