カツカツカツカツ。
木曜日はギャラ間に行ってきました。
卒業設計日本一がやってたので見に。
順位は妥当かなと思いました。
神楽岡は模型もシートもスゲーかった。
ギャラ間の上階では講評の模様がエンドレスで流れてたんでちょろりちょろりと聞いてましたが、この作品に対しては既視感がどーのこーの言われてました。
たしかに似たよーな建物を見たコトがある気がしたし(じゃあその建物の名前出してみろと言われても『気がする』だけだからホントに既視感がするというだけだと思う)、建物の形状としての作り方もまぁ単純ではあった。
でも建築の感触とゆーか空気感がでてる作品でよかった。
日本二のはねぇ。
彼女の作品を考える上では卒業作品の傾向なんかを考えるコトが有益かと。
卒業設計の方向性として詩的な建築と、建ちそうなまでカツカツに計画された建築の2つに振れていると思います。
それが日本二の彼女の作品と早稲田の人等の作品とにそれが表れてるかと。
彼女の作品を建築学生の作品として捉えるから審査員含め言いたいコトが出るんだろーなと思う。貝島さん始めいろんな人がいろいろ言ってたし。
でも彼女がその建物に住んでる人間で、実際に建物を使っていると考えるならば実にすんなり受け止められる。個人的な感覚とは言え、建築に対して真摯に真正面から向き合ってると思える。
でも違う。
全然違うと思うんです。
卒業設計ってのは建築を4年間学んだ集大成だと思うし、貝島さんがあんまし支持しなかったのもわかる。
社会性とか訴えるモノがあるのかという観点に関して、執着してたみたいだけど、4年間建築学んだ結果が自分自身に関してかよっと突っ込みたい。
そーゆーのは逆に排していかないとダメっしょ。
とおもふ。
自分の卒業設計に関してですが、テーマに取り入れるもので一次産業もありかなと。
それを考える契機としては私自身スーパーで働いてるコトです。野菜や油などの食品に触れ合う機会が多くて、いろんな問題をよく目にします。
ガソリン高騰による輸入品の高騰。そのせいで今現在は食の危機的状況とも言える。
もともと日本の一次産業が少ないのに輸入品が入りづらくなったらもっと酷いことになりますね。なんで一次産業を絡めよーかと。
ギャラ間には一次産業を考えた作品もいくつかあって、やっぱイイ題材なんだなぁと。
ほぉと思ったのは、都市内(計画では高円寺でしたが)に野菜工場(呼称は忘れた)を作って、それ自体の提案とどーやって野菜を運ぶのかというプログラムまで計画していて、頑張っとるなぁと思いました。
野菜工場を作るのはまぁイイ。題材と建築が直接的すぎるが。
カツカツに作りこむのも素晴らしい。現実味増すし。
一次産業の衰退だとか高齢化だとかリアルな問題であればあるほど、現実味が増すがその分面白みに欠けちゃう。
しょうがないけど、ホントにしょうがないのか。
ナントオモシロキカ、コノ矛盾