fuck.

最近ニコニコ動画を利用し始めました。

YouTubeよりも使い勝手がイイですな。

何がイイって画質が比べ物にならないし、再生時間が長くていい。

作業用BGMってので探すといろんなアーティストのまとめだったり、アニソンメドレーだったりで2時間とか聞けるし。

CADやりながらずーっと聞いてると退屈しないし。




んで、ある動画で知ったある事件について書こうと思います。

高知白バイ衝突死事故。

この事件に関する動画を見て初めてこーゆー事件があるのかと思いました。

支援とはならないかもしれないし、見てる人も少ないだろーし、役に立たんかもしれんけど事件を知ってる人が少しでも増えればと思い自分の意見を述べたいと。



wikiの事件の概要です。

2006年3月3日午後2時30分頃、高知県高知市(事故当時は吾川郡春野町)で中学生22人と教員3人を乗せたスクールバスが国道56号の交差点を右折しようとしたところ、警官1名が乗った白バイと衝突し、白バイに乗っていた高知県交通機動隊の巡査長(当時26歳)が負傷した。これを受け、スクールバスを運転していた運転手(のちに失職)が業務上過失致傷罪(当時は自動車運転過失致死傷罪の施行前である)の疑いで逮捕された。事故から1時間後に警官は死亡、業務上過失致死罪容疑に切り替えられた。
元運転手は『車道に出る際に十分右方向の安全を確認し、中央分離帯付近で反対車線に合流のため一時停止中に白バイが衝突してきた、バスは停止していたのにブレーキ痕が付くはずがない。ブレーキ痕は捏造である。』などと主張したが、高知地方裁判所は被告人側の主張をすべて却下し禁錮1年4月(求刑は禁錮1年8月)の実刑判決を下した。控訴審の公判中に瀬戸内海放送も捏造の可能性ありとして報道(のちに捏造をほぼ断定)したため、テレビや雑誌などで事故が全国的に取り上げられることとなった。
報道が過熱する中、控訴審は控訴棄却の判決を下し、2008年3月現在、最高裁判所で係争中である。

年表
2006年3月3日、事故発生。警官1名が重体、バスの運転手(当時)を業務上過失致傷罪容疑で逮捕。同日、警官死亡により業務上過失致死罪容疑に切り替え。
2006年12月6日、被疑者である元運転手を起訴。
2007年6月7日、高知地方裁判所禁錮1年4月(求刑禁錮1年8月)の実刑判決を下す。弁護側は控訴。
2007年10月4日、高松高等裁判所で公判開始。弁護側の証拠・証人は却下し即日結審。
2007年10月30日、高松高等裁判所が地裁で十分な審議がなされたとして控訴棄却。弁護側は上告。
(2008年3月現在、最高裁判所で係争中。)


争点の概要
この事故については争点が多いが、とりわけブレーキ痕がバスによってできたものか、警察に捏造されたものかという点が注目されている。この点に関しては弁護側からは「白バイは一旦停止中のバスに衝突したものであり、白バイの高速走行と前方不注視による自損事故である。警察は身内の違法走行を隠蔽するため、事故形態を捏造、バスが走行していた証拠としてブレーキ痕などを捏造し被告人を犯人に仕立て上げた。」などの主張がなされているが、事故直後の写真にもうっすらとではあるがブレーキ痕が映っていることに加え、多くの見物人や報道関係者が居合わせる中捏造の可能性は「ほとんどない(高知地裁)」「全くない(高松高裁)」などとして否定されている。


検察側のおもな主張
時速5kmないし10kmで車道を進行中に時速60kmで通常走行中の白バイと衝突、発進して6.5mを5秒掛けて進んだ地点でスクールバスは急ブレーキをかけ、白バイを轢いたまま約2.9m先で停車した。白バイが引きずられたことをしめす車体のさっか痕が残っている。
約3.6m前方に跳ね飛ばして転倒させ警官を死亡させた。
前輪左側のタイヤによって1.2mのブレーキ痕が、前輪右側のタイヤによって1mのブレーキ痕があり、急ブレーキをかけたのは明らか。
(ブレーキ痕について)
ブレーキ痕に一部濃いもののある写真は事故で流出した液体が付着したもので、そうでない写真は液体が乾いた後に撮られた写真である。
事故直後の写真でもブレーキ痕は映っており捏造したものではない。
白バイは制限速度いっぱいの時速60km程度の速度であり、バスが停車していればありえなかった事故である。緊急走行や追跡追尾訓練のために制限速度を超えて高速で運転したことはない。高速で運転するのは速度違反を取り締まるために追跡するときだけである。
同僚の白バイ隊員が約130m離れた交差点のバスと178m先の白バイを目視、交差点から約80m離れた場所で事故を目撃した。8年のベテラン隊員であり、バスは時速約10km、白バイは約60kmであると確認できた。
死亡事故という重大な事案であり、事故直後の逮捕は正当である。


弁護側のおもな主張
 [スリップ痕について]スクールバスの移動距離はわずか6.5メートル。しかも一旦(いったん)停止からの発進。仮に急ブレーキをかけたとしても、乾燥した舗装道路上で1メートル以上のスリップ痕がつくとは疑問。バスに乗っていた教諭は、急ブレーキも体が前に倒れるような衝撃も、全くなかったと証言している。
 [衝突地点について]破片の散乱状況は最終停止位置に集中していることは否定できない。これは同位置が衝突地点であることを裏付ける重要な物証であり、一審判決の事実誤認はあきらか。
 [衝突直前の白バイの速度について]別の白バイ隊員が、約80メートルの距離から正確に事故を見ているかは極めて疑問。そのうえ、対向してくる白バイの速度を目測で判定するのも極めて困難だ。県警科捜研の算定結果は、すべて検察側の主張を前提としている。「事故前の白バイの速度は時速約100キロ」とする被告側証人の証言は、体験を基にした推定で信用性は極めて高い。
[被告の逮捕と実況見分の方法について]実況見分は事故現場が保存されている状況で、事故当事者の直接の立ち会いと説明の下で行われるものである。それが全く行われていない。被告は事故後、被害者を救急車に乗せるなどし、一切逃げようとも証拠隠滅しようともしていない。逮捕の必要性はなかった。
 [検察官調書について]被告は、高知地検で検察官に実況見分の図面やスリップ痕なるものの写真を見せられ、「事故が作りかえられている。ここで何を言っても太刀打ちできない」と考え主張をあきらめ、「早く取り調べを終わらせて弁護士に頼むしかない」と考え、検察官の言うとおりにした。
 [量刑の不当性]一審が有罪なので、無罪を強く主張しつつもあえて情状意見を述べる。被告は、極めて慎重な注意を払って道路に出ており、業務上の過失を認定することは困難。さらに、捜査そのものに数々の重大な疑問がある。一審判決が、被告が争っている事を取上げ「真摯な反省がない」と量刑を重くしているのは極めて不当だ。※以上は控訴趣意書の要旨である。
(ブレーキ痕について)
実況見分では警察車両に乗せられたままの立ち会いでブレーキ痕を本人に確認させず、8ヶ月後に存在を知らされたブレーキ痕も低速での急ブレーキでは通常できない濃く長いものである。
ブレーキ痕の写真には、一部が異常に濃いものがあり不自然である。濡れていたものが乾いて消える前の写真だと主張しているが、当該写真は影から推測すると濃い部分のない写真の後に撮られたものであり矛盾している。
ブレーキ痕にあるはずのタイヤの溝が一切ない。
実況見分に異常に多い人員を割いたのは、捏造するためではなかったのか。
実況見分をした警察官も「こういうブレーキ痕はあまり見たことがない」と証言している。
被告は事故直後の写真は確認していない(これは地裁時。現在は瀬戸内海放送などで公開済み)。
以上のように不自然な点が多く、ブレーキ痕は捏造されたものである可能性が高い。
白バイは警察庁の通達にある緊急走行や追跡追尾訓練のために時速100km程度の速度が出ており、停車していても避けることはできなかった。制限速度をはるかに超えた速度で白バイが走っているのをたびたび目撃していた人が複数人存在する。
時速60kmでたまたま通りかかっただけなのに速度まで目視で確認することはできない。同僚であることから嘘の証言をした可能性がある。また、普段白バイ2台が連れ添って走行しているのが目撃されており、事故を起こした車両の後方で走行していた白バイが目撃していたと聞かされた。高台にも白バイがいたという目撃があり、他にも目撃した白バイがいるのではないか。
逮捕当時警官は死亡しておらず、業務上過失致傷で実況見分をせずに逮捕するのは不当である。
(以下は厳密には弁護側ではなくマスメディアの主張)
白バイを引きずったのであれば、バス中央付近にガラス片などがあるはずだが、それがない。
乗客の中学生が当時写真を撮影しているが、急ブレーキを踏んだのであればもっとぶれるはずだ。
事故直後の運転手が乗っている写真のブレーキ痕は非常に薄く、ブレーキ痕のみの写真と合致しない。


裁判所のおもな見解
高知地裁実況見分調書のブレーキ痕からバスは動いていた。多くの見物人や報道関係者が居合わせる中、捏造の可能性はほとんどない。ブレーキ痕の一部濃い部分は、事故でバスまたは白バイから流出した液体がタイヤの前輪に入り車両を撤去した際に出現したものである。死亡事故であり逮捕は正当である。白バイの速度は時速60km程度であり、あえて無謀ともいえる高速度で走行したとはにわかには考えがたい。バスが安全確認をおこたって道路に侵入した結果起こった事故である。

高松高裁:高知地裁の原判決には正確性を欠く部分はいくつかあるが、おおむね正当であり判決に影響はない。仮に急ブレーキでなくても、白バイとの衝撃により1メートルのブレーキ痕ができてもおかしくない。液体は白バイから流出したものであると思われる。生徒や教員のほか生徒や教員のほか野次馬等もいる中、警察官が被告人を逮捕して警察署に引致し、現場に戻すまでの間にねつ造し得る状況ではなかったから、ブレーキ痕様のもの等を捏造した疑いは全くない。弁護側の証言は事故車両の状況と合致せず信用できない。白バイにも前方不注視の過失はあったが、被告人が右方向の安全確認を十分にさえしていれば事故は容易に回避できた。原判決の死亡事故であるからというのは正確性を欠くが、逮捕時被害者は生存していたとはいえ致命傷を負っており重大な事案であることに代わりはなく逮捕は正当である。被害者感情は厳しく、被告人は過去に2度の交通違反があり、責任を免れるため明らかに不合理な供述をして真摯な反省の情に欠けており、原判決は不当に重いとはいえない。


補足事項
仮に弁護側の「証拠は捏造されたもの」という主張が認められた場合、右方不注視の過失ありとした検察の調書作成の手続きに違法行為があることになる。
弁護側の主張の一部が却下された場合でも、捏造を疑うのが合理的であるなどとされれば、同僚白バイ隊員の証言や科捜研技師の証言は根底から覆される。その結果、衝突した白バイの違法高速走行が認定される可能性が高い。


文だけではわからない詳しい事は瀬戸内海放送が放送した事件関連の動画を見てもらえればいいかと思います。

たぶん「高知」「白バイ」「衝突」とかで調べれば出ると思う。



で、個人としての意見は警察、裁判所ともに終わっているなと。

今日のTVタックルでは、防衛省の体制が制服と背広が分かれて統率がとれていないだとか、その中でも陸海空などと制服の中でも派閥(?)が分かれていることなどが防衛省の問題だと議論に挙がっていましたけど、警察においてもこーゆー派閥的な問題がとても絡んでるなと感じます。

あまり派閥だとかそーいったことは無関心で、とゆーか最初から如何わしいものだとして知る気もなかったけど、この事件の動画を見ていて本当に吐き気がした。

TVの世界じゃなくてリアルに踊る大捜査線の湾岸署が出来ましたけど、TVの世界でしか見れないような最低のことは実際にリアルに起きているのだと思うと、笑って済ませちゃいけない。



動画自体は所詮マスコミの作った弁護側のものだから全てを信じるつもりはサラサラないけど、それを引いても2審の裁判長の判断が一番意味がわからない。

ブレーキ痕の捏造に関する「・・・高知地方裁判所は被告人側の主張をすべて却下し・・・」のところで補足すると、裁判長は『1審での判断により捏造の可能性は全く無い』といったニュアンスのことを言っていたんだけど、これはありえない。

しかも、この検察側の主張はすべて警察の実況見分に基づいている。つまり内部で起こした問題を内部で処理して『捏造はない』としている。

いくらでも捏造可能で改ざん可能。

おかしすぎる。

検査機関が必要だとまでは言わないけど、いろんな証拠や可能性を無視してひとつの結論に無理やりこじつけようとしているようにしか見えない。



「白バイは警察庁の通達にある緊急走行や追跡追尾訓練のために時速100km程度の速度が出ており、停車していても避けることはできなかった。制限速度をはるかに超えた速度で白バイが走っているのをたびたび目撃していた人が複数人存在する。」ってとこだけど、事件の2週間前にちゃんとしたお触れが出ているみたいで、事件現場の周辺は公道の練習場としても有名であったとされていたし、TVの事故当時の再現VTRなんかを見ても周りの車はほとんどが制限速度を超えて運転していたみたいだし、たとえ白バイが100キロまでは出していなくても制限速度を超えて運転しやすい道であったことはたしかだと思う。

この現状に関して高知県警の偉い人は犯人だったりを追跡している場合を除いて『公道で制限速度を超えて運転することはありえない』と明言していて、明らかに嘘だと感じる。



警察や裁判所の汚名を恐れる馬鹿な人間のために、様々な証拠や証言を無視するなんて最低な人間がこの日本を動かしてるのかと思うと・・・