古川タク展に行ってきた。

先日、武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の【古川タク展「あそびココロ」“1本の線から”】を見てきました。

シンプルな線で描かれたユーモア溢れるアニメーションやイラストで知られる古川タク(1941−)は、高校生の頃から漫画を描き始め、1960年代には久里洋二の主宰する実験漫画工房に入社して本格的にアニメーションを学びました。独立後、短編アニメーションを次々と発表し、1975年にはアニメーションの元祖とも言われる19世紀の映像玩具へのオマージュ作品《驚き盤》でアヌシー国際アニメーション映画祭審査員特別賞、1980年には《スピード》で毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞など、国内外で高く評価されました。またNHKテレビ「みんなのうた」の映像を定期的に手がけてきたほか、イラストレーターや絵本作家としても幅広く活動しており、近年は東京工芸大学で教鞭をとる傍ら、自称世界最高齢アニメーション創作集団「G9+1」の一員としても活動するなど精力的に制作を続けています。
フィルムからデジタルへ、時代とともに変化するメディアにあわせてアニメーション制作も変化してきました。CGや3Dなどによる大作が注目される一方で、古川の描き出す短編作品は、パラパラ漫画のような軽妙さがあり、アニメーションの根源である「絵が動く」という現象への単純な驚き、面白さをあらためて思い起こさせてくれるようです。
 本展ではアニメーション上映のほか、イラストや絵本原画、インスタレーションなどにより、古川タクの多方面にわたる創作活動をご紹介します。ふにゃふにゃの線から浮かび上がる、時に あたたかく、時に鋭いユーモアの世界をお楽しみください。(武蔵野市立吉祥寺美術館HPより http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/


面白い。
イラストそれ自体はもちろんだけど、ギャラリーの使い方が面白かったです。龍安寺インスタレーションなんて吉祥寺美術館で見た展示では一番大きかったし、アニメーションの展示も吉祥寺では珍しい。

展示品の量も多いし、アニメーションもいっぱいあったから、その気になれば2時間ぐらい見続けられる気がします。飽きたら一旦外に出て、レッドアンドブルーチェアに座って休んでから再入場してくださーい。

今回購入した絵葉書。