ふたたび赫。

『斎藤真一放浪記』を手に入れました。

斎藤真一放浪記 (1978年)

斎藤真一放浪記 (1978年)

武蔵野市立吉祥寺美術館で開かれた展覧会のイメージがいまだに拭えません。ホントに心に残る作品なんだと思うので、本を手にしたときは手が震えました。。。笑  実際の作品を見ているわけではないから直接的なプレッシャーは無いはずなのに、紙面からとても強いプレッシャーを感じます。一般的な画集のサイズがどれくらいなのかは知りませんが、この本はB4と大きめっていうこともあるかもしれない。作品自体もパワーを感じますが、それだけでなく作品以前のスケッチや自筆の詩(?)もあるので、より生々しい感じが伝わってくるようです。斎藤が雑誌に寄稿した記事がいくつも載せられてますが、そのなかで斎藤は藤田嗣治と親交があったみたいなんですね。

図版の豊富さだけでなく、斎藤自身について初めて知ることも多い本です。